競馬雑誌を派閥にすると競馬最強の法則派(現実主義派)とサラブレ派(ロマン派)と勝手にカテゴライズしています。
競馬最強の法則は馬券の的中率を高めるための予想法とかがメインでときどきゴシップ的なネタ。クローズドな競馬界には陰謀が渦巻いていると疑ってる系。
一方でサラブレは血統メインで能力解説が主。血統の奥深さに酔いしれて馬券の成績や記事の激しい誤植には気づかないやや現実逃避系というイメージ。
ちなみにボクはサラブレ派(ロマン派)です。
といっても去年からもう買わなくなっちゃったんですけどね。
サラブレで楽しみにしてたのは亀谷敬正氏の血統ビームコラムと金満血統王国の2つ。
この2つ両方とも単行本化されてるんですよね。だから、サラブレ買う意義がないなーと。
その金満血統王国が2014年の12月に発売されました。やっぱりコレ面白いよ。
ヘタな競馬解説書よりもずっとわかりやすい

金満血統王国は文字通り血統をヒントにした馬券予想なんだけど、ガッチリとした予想理論じゃない感じ。田端到さん(王様)と斉藤雄一さん(大臣)の対談(というよりも談笑に近いイメージ)形式で書かれているのが特徴です。
形式張った予想理論とかだとその趣旨を理解するのにエネルギーを使っちゃって、その割には成果に反映されてる感が乏しかったり(自分が悪いのかもしれないけど)して疲れるだけなんてのも多いですよね。
金満血統王国はラフな対談スタイルだし、18年も続いてる企画だから予備知識がほとんどいらないし初心者でもとっつきやすいんですよ。
血統理論にありがちなサンデーサイレンス産駒でもマンハッタンカフェはこっちのカテゴリでハーツクライはアッチ、ディープインパクトはソッチみたいな細かいカテゴライズはほとんど必要ありません。
しかも今の時期みたいな3歳戦がやっている時期はこう狙ったらいいよ、という具体例が挙げられてるので馬券にも反映しやすいはず。
書店で見ると、地味ーな表紙でタイトルも漢字だらけ。帯もイマイチ煽る感じが無いんでコッテコテの煽りタイトルをつけた馬券本に比べると「手に取りたい」感に乏しいように感じるんですけど、中身は良い内容なので、ぜひ読んでみてください。
月ごとに攻略法がまとめられてる

中身は1・2月、3・4月、5・6月、7・8月、9・10月、11・12月と2ヶ月区切りでその時期の攻略ポイントがまとめられてる感じ。
1・2月なら明け3歳の攻略、3・4月ならクラシックの展望、7・8月なら夏競馬の攻略とその季節の番組に合わせたポイントがまとめられています。
ケチくさい話ですけど、血統はトレンドが変わるのも早いですし買うならまだ丸々一年参考にできる今のうちの方がお得です。
金満血統王国年鑑 for 2015 (サラブレBOOK)
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