【落馬脳挫傷】命を懸けて馬を操る男達の物語

落馬脳挫傷 -破壊された脳との闘いの記録-
落馬脳挫傷 -破壊された脳との闘いの記録-

競馬には落馬がつきもの。先日もルミナスウイングが内ラチへダイブしたように、騎手は毎日命がけで馬と接しています。

ウインズとか競馬場に行くと、「落ちろー!」なんてヤジを飛ばすアホな輩も存在しますが、そんなヤジを飛ばさないクリーンな競馬ファンに読んでもらいたいのがこの落馬脳挫傷 -破壊された脳との闘いの記録-という本です。


石山繁という騎手


石山繁は95年騎手デビュー。平地・障害の両方に騎乗して、サイコーキララで報知杯4歳牝馬特別をフミノトキメキで小倉ジャンプステークスを制しました。

しかし、2007年の障害レースで落馬。頭を強く打ち脳挫傷で意識不明の状態となります。
その後低体温療法を受け、一命を取り留めるものの、感情をコントロールできない、言葉を理解できない、記憶が保てないなどの後遺症(高次脳機能障害)と戦うことになっていきます。

高次脳機能障害とは


人間の脳は非常に複雑な働きをしています。
しかし、脳にダメージを負うとその働きの一部が失われてしまいます。

それが記憶障害や失語症などの形となって現れます。

「石山さんは今、泥酔状態なんですよ。徐々にわかるようになりますから」


これは担当の医師からの言葉。
些細なことで激しく怒り、かと思えばそのことをすぐに忘れてしまう。

子煩悩だった石山騎手が、実の子どもを殴る。
お見舞いにきてくれた人に「もういいから、デブ」と暴言を吐く。

体は大人で頭はまっさらな子ども。そういった状態になってしまったのです。
先の見えないリハビリに石山家は挑みます。

2009年、脳挫傷の後遺症による視力低下に伴い、石山騎手は引退してしまいますが、引退に至るまでの道のりを知れば、きっとあなたの競馬を見る目は変わるはずです。


著者で、石山騎手の奥様である衣織さんはこの本の執筆理由をこう述べています。

落馬事故の実態を知って欲しいと思うようになった。あってほしくはないが、この先私と同じ境遇におかれてしまうかもしれない奥さんのためにも、記録を残しておきたかった。


私たちが馬券を買って楽しんでいる裏には、日々「無事であって欲しい」という思いを抱えて暮らしている人もいるということをプレイヤーである私たちも知っておいても良いんじゃないでしょうか。

落馬脳挫傷 -破壊された脳との闘いの記録-
落馬脳挫傷 -破壊された脳との闘いの記録-

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